2011年11月9日水曜日

田舎料理 魚籠屋

榛名湖を後に、いざ軽井沢へ…
目を見張る程の自然のグラデーションの中へと潜り込んでいきました。




男根岩




大きな岩にしめ縄が!!
男根岩と書いてありました。

こんな不思議な形の岩を通りすぎ、榛名神社を通り過ぎてすぐのところにこんな素敵なお店を見つけたのです。


びくや

魚籠屋(びくや)というなんとも、心惹かれるこの外観。
茅葺き屋根に江戸時代の旅籠的な雰囲気。
これは入るっきゃないでしょう〜〜^^。


裏の川の水を店内に引いた自然のいけす




土間に囲炉裏。
いけすの中にはヤマメとメゴチ。
こんな素敵な店でのランチ…(ランチという言葉が似合わない)は初体験。

店主の手作り


入るとすぐにこんな昔から活躍しているぞ感Maxな囲炉裏が…
こんな火で作られる焼きおにぎりはさぞかし美味しいことでしょうね〜。

何と言っても時間の流れも江戸時代を思わせる流れ!
切り込みと山菜蕎麦を注文してから何時間経ったのかしら?!と、思わせる時間がゆったりと流れる。

店主はてんてこ舞い。
だってこんなスローなお料理では時間が必要。
イワナの塩焼きは1時間半は焼いていました。^^ほのぼの

みなさん朗らかな顔であります


お客さんはみな焦らず優しい囲炉裏の火を見ながら、外と店内との時の流れの速さの違いを感じながらこんなスローな料理を楽しみに待つのであります。

店主も1時間以上は出来上がらない…と、ぶつぶつと言いながら、魚を焼き、おにぎりを焼き、天ぷらを揚げ、魚を捌き刺身をならべ、そばを打ち、切り込みを練る。

ちょっぴりぶっきらぼうな感じかと思いきや、こだわりがだんだん伝わってくる。
心のこもったお料理だった。
次々作り上げられる料理が芸術的にも感じられる程だ。

そしてお客さん達のゆっくりでいいよ!急いでないから!!の、言葉。
都会のファストフードとの違いを本当に感じました。


山菜蕎麦


この山菜が本当にびっくり!
裏山から穫ってきたと思わせる本物!
普通山菜ってビニールに入っている、水煮が殆どだけどここは違う!!

きりこみ

この付け合わせにまたまたびっくり!
これを食べてみると、めっちゃ辛い!!
ん???
この味うちのと同じ…
三升漬けと同じ味。
これは、きりこみの中に入れる辛みでした。
店主に伺うと、青唐辛子をお醤油でつけ込んだ物だそうで、あとでパンチがきくよ〜!っておっしゃっていました。

そして、お蕎麦の麺もきりこみも正真正銘手作りの美味しさ。これまた初体験。
そしておだし。
我が家の作るだしに似た味。素朴で美味しい。
人を感じることの出来る味。
これまた初体験。
感動すら覚えるこのお料理!!入ってよかった〜〜〜!
(店主さまは織田裕二さんの物まねが上手い山本たかひろさんにどことなく似ているような…^^;)




こんな美味しいお料理を満喫し、止まった時間を取り戻しつつ、 車を飛ばしまた真っ赤な山の中へと一途北軽井沢を目指し出発!

こんなぶらぶら旅もいいもんだね!

4 件のコメント:

しぶしぶ さんのコメント...

びくや。
名前がいいです!!
びくっときました!(汗)

こんなタイムスリップな体験があるのでしようか!すごいね。
行ってみたい!

こだわりの店って、店主が偏屈だったりするって聞くけど、こちらは違うんですね。
暖かい雰囲気が伝わってきました。
それに美味しさも伝わってきました。
さすが、アンテナびんびんのhirokoさんですね。

匿名 さんのコメント...

ほんとドライブしていてなかなかいいお店探すのはむつかしい・・^;嗅覚があるな!
遠野村といい・・私もいつか、何処かへ
oggi

hiroko さんのコメント...

しぶしぶさんへ

そう!感動ものでした。…ですが、着ていく物にはご注意を!!この日一日、身体が薪臭かった〜〜^^;

hiroko さんのコメント...

oggiさんへ

たまたま見つけたのですよ〜〜。ラッキーって感じ!!

また、素敵情報を教えてね。